【追記あり】新日本プロレス戦略発表会&SUPER Jr記者会見

どうも、ハヤブサです。

 

 

 

本日、新日本プロレスワールドにて

 

「戦略発表会&SUPER Jr記者会見」

 

が放送された。

 

 

 

SUPER Jrの記者会見については顔見せの意味合いが強く重要視しておらず、

やはり気になるのは戦略発表会であった。

(いや、SUPER Jrの記者会見も楽しかったですよw)

 

 

こちらの動画は無料コンテンツとして公開されているため、

興味のある方は見てみて欲しい。

【追記】

今朝見返そうと思ったら無料公開されたていたのは記者会見の部分だけでした。

そのため、戦略発表会の内容については新日公式サイトとか、東スポとかの記事を見るのが良いかと思われます。

2017/6/17 06:00 ハヤブサ追記

【さらに追記】

戦略発表会とSUPER Jr記者会見を分割して公開するということみたいでした。

というわけで、改めてリンク貼りますね。

戦略発表会の動画はコチラ

SUPER Jrの記者会見はコチラ

2017/6/17 21:20 ハヤブサ追記

 

 

まず、冒頭にて三沢トレーナーから本間選手と柴田選手の現状報告があった。

 

 

本間選手は現在リハビリに励んでおり、柴田選手は再手術を終え一般病棟に移ったとのこと。

 

一時は命の心配もされていたので、これは本当に嬉しいニュースですね。

 

 

 

 

本日のメインはやはり戦略発表の内容でしょう。

 

 

ワタシは正直、木谷オーナーに対して賛否どちらの立場でもなく、

 

フラットな目線で一企業の決算発表会を眺める気持ちで見ていました。

 

 

新日本プロレスファンからすると、内藤哲也選手がオーナーに噛み付いていた経緯もあり、

 

アンチ木谷オーナーという方が多いのではないかと思います。

 

 

 

もちろん、その気持ちもわからなくもないですが、

 

ワタシ自身は今回の発表内容、割と真っ当だったのかなと感じましたね。

 

 

IWGP USヘビー新設の件を深掘りしてくれることを期待しましたが、

今回はサラッとでしたねorz

 

やはりさすがにROH買収は無いかww

 

 

 

 

 

 

 

さて、無料公開されている内容なので、時折スクショを交えて見てみましょう。

(以下、引用の写真は全て新日本プロレスワールドの放送画面のスクショです)

 

 

 

 

まずは来年の売上目標。

 

 

 

グラフ

 

 

 

 

既に利益は過去最高水準だそうですが、売上も1996〜1997年頃の最高を上回りたいとのこと。

 

ブシロード傘下に入ってからの売上伸長率を見るとやはり近年のプロレスブームを実感しますね。

 

冷静に数値を見てみるとかなり凄い伸び率です。

 

 

 

今回のプレゼンは、WWEとの業績比較で新日本が負けている部分、伸びしろがある部分を特定し、

 

そこについて今後どのようなプロモーションをかけていくのか、という内容だった。

 

 

 

 

このプレゼンを見て、ワタシが気になったのは以下の3項目だ。

 

 

 

 

【木谷オーナーが一番狙っていそうなところ】

 

動画配信ビジネスなどに興味をお持ちの方ならご存知だろうが、

現在は動画のネットワーク配信事業が非常に伸長している。

 

そしてアメリカではNetflixが登場して以降、割高なケーブルテレビの契約を解除し、

インターネット回線を通じたストリーミング配信業者との契約をするという、

いわゆるコードカット(ケーブル回線を切る)という話題が取り沙汰された。

 

もともとアメリカでは地上波のTV局の放送も日本と違って有料放送があるそうで、

それが故にケーブルTVの契約率が非常に高いそうである。

 

そして、ネット配信事業者が現れるとケーブルTVの契約料が割高であるという

認識が広まっていき、ケーブルTV離れが始まったそうな。

 

このように契約者数減少により痛手を負っているケーブルTV事業者に対し、

新日本プロレスの映像コンテンツをお安く提供していこうという戦略である。

 

 

 

これは一長一短のような気がしますね。

 

 

 

 

もちろん事業拡大のためには、こうした放映権料を拡大するというのは重要です。

 

プロスポーツというのは放映権料こそがビジネスの中心であり、収益源なのですから。

 

 

 

 

急に話は飛ぶが、サッカーの世界でも放映権料というのは非常に重要だ。

 

クラブによっては死活問題になるほどである。

 

特に、UEFAチャンピオンズリーグの放映権料は莫大な金額であり、

トータルで見れば、4年に1回しか開催されないワールドカップの比ではない。

 

このUEFAチャンピオンズリーグを少しでも勝つことで各チームには分配金が与えられるが、

一部のビッグクラブを除けば、本戦に出場するだけでクラブ経営が変わるほどの収入を得るのである。

 

 

 

 

このようなプロスポーツにおける放映権ビジネス。

 

確かに新日本が業績拡大を狙う上で重要なビジネスチャンスかもしれないが、

一つ気になることがある。

 

 

 

それは、

 

「割高なWWEに対抗して、格安で新日本の映像を提供する」

 

ということだ。

 

 

現時点で米国内のシェアを持たない新日本にとっては、価格戦略を持ち出すほかないわけだが、

無理なダンピングは伸びしろを潰すことにもなりかねない。

 

まして、新日本プロレスワールドのようなネット配信事業を行っているのだから

上手い価格設定、放映許諾コンテンツの選定などが重要になってくるだろう。

(ケーブルTVのPPVとネット配信の差別化は当然必要になる)

 

 

 

この点において、ワタシは今後の新日本の海外放送局とのやり取りに注目したいのだ。

 

 

日本ではプロレス団体というのは古くからレスラー自身が経営してきており、

今なお新日本以外ではそういった団体ばかりだ。

 

 

しかし、新日本の経営がレスラーの手を離れて海外進出を目指すようになった今、

他の業界からは10年、いや、20年遅れたグローバリゼーションがプロレス界に訪れようとしている。

 

今こそまさにプロレス界が発展するためのチャンスの時期だと思うのだ。

 

 

 

 

 

 

【個人的に気になっているところ】

 

その他、個人的に気になった点が2つある。

 

 

 

一つは英語コンテンツの充実である。

 

 

 

スクリーンショット 3

 

 

 

ワタシは英語が非常に苦手だ。そして好きでない。

 

しかし、英語が必要な時代であることを理解はしている。

 

そんなワタシが英語勉強の苦肉の策として考えたもの。

 

 

 

それが、

 

「海外プロレスメディアの記事を読む」

 

ということである。

 

 

 

好きなプロレスであれば英語の記事でも多少は読む気になるという単純な話だ。

 

 

新日本プロレスワールドでも英語コンテンツの拡充が図られるということで、

 

良い教材が提供されることを心から期待している!!

 

 

 

 

 

 

二つ目は、新日本プロレス米国現地法人設立という点。

 

 

 

スクリーンショット 5

 

 

 

 

先のエントリーにて、ワタシは大胆にも新日本がROHを買収すると予想した。

 

 

プロレス業界にとって北米が非常に重要なマーケットである以上、

 

可能性を完全にゼロと断ずる理由はなかろうが、かなり飛躍した話である。我ながらw

 

 

 

 

この米国現地法人設立のニュースは、新日本が自ら米国市場開拓へ乗り出す意思表示と思うし、

 

現地法人を設立するということは、ROHを買収して実質的に新日本の現地法人として活用するという

 

戦略は取らないのだろうなと直感的に感じた。

 

 

 

半分ネタのつもりで書いたROH買収説の記事ではあったが、

 

こうも早く自分の予想を否定したくなる気持ちになると、

 

なんとも悲しいものである。

 

 

 

 

なお、SUPER Jrの記者会見に関しては皆さんそれぞれの視点から楽しめる内容だと思う。

(タイチとヒロムの絡み、意外と楽しかったよw)

 

 

 

 

というわけで開幕を明日に控えたBEST OF THE SUPER Jr 24。

 

 

皆さん、多いに楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンセリオ!

 

マ・ジ・で!!!

 

 

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