ベルトの価値論争の裏にある実情・・

どうも、ハヤブサです。

 

 

 

今日はSUPER Jrシリーズがお休みの日なので、ここ最近内藤選手が散々話題を振りまいている

 

 

「ベルトの価値」

 

 

というものについて、妄想という名のパチスロ機、じゃねぇや、

 

妄想という名の酒の肴を調理してみたいと思います。

 

 

 

今のボケに反応し、かつ、4号機の方を思い浮かべちゃった方!!

 

年齢バレますからねww

 

 

また、ベルトの価値に話題が集中する一方で、

 

新日本が抱える問題点について妄想してみたいと思います。

 

 

 

ではまず、ベルトの価値云々に関する話題の流れについて、簡単におさらいしてみましょう。

 

 

最近、というか、4.29レスリング豊の国別府大会のIC王座戦にて、

 

ライガー選手が解説席でブチ切れてからというもの、

 

ベルトの価値論争にさらに拍車が掛かりましたね。

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

そもそも発端は、2016.4.10両国大会で内藤選手がIWGPヘビー初戴冠をした時に遡ります。

(内藤選手の言動に関しては、という意味です)

 

この時、あれだけ自分の夢だと言ってきたIWGPヘビー級王座を手にした内藤選手が、

 

こともあろうにベルトを宙高く放り投げます。

(そして「デ・ハ・ポン!」の前に紙テープ誤発射のアクシデント付きww)

 

 

 

 

そしてバックステージのコメントでは

 

「自分はIWGPヘビー級ベルトを超えた存在になってしまった」

 

と豪語するわけです。

 

ベルトを追いかけるのではない、ベルトが俺を追いかけてくるのだと、

 

そう言い放ったのです。

 

注)ワタシ、2015年から2016年上期まで仕事がメッチャ忙しかったので、

  このシーン、リアルタイムで追えていませんでした。

  2016年の下期以降、週プロとNJPWワールドで後追いしてたことは先に白状しておきますwww

 

 

 

スターダストジーニアスの時代はベルトを追いかけていた。

 

しかし制御不能になってからはいつの間にかベルトが追いかけてくるようになった。

 

だから、ベルトに固執する必要は無いし、腰に巻く必要も無いと。

 

そういう意味で放り投げたのでしょう。

 

 

 

その後、オカダ選手を相手に2度目の防衛戦に挑むも敗れて王座陥落するものの、

 

G1で勝利していた当時のIC王者エルガン選手から指名を受け、これをモノにしてIC王座戴冠。

 

以降、ジェイ・リーサル、棚橋弘至、エルガン、ジュース・ロビンソンと4度の防衛に成功。

 

6.11大阪城ホール大会では再び棚橋選手とのIC王座防衛戦を控えています。

 

 

 

とまぁ、2016年以降このような流れで現在のIC王座には内藤選手が君臨しているわけです。

 

 

 

そしてベルトドリブルからベルト破壊騒動を機に一気に話題をかっさらっているわけですが、

ベルトの価値というものが語られる時、一体どこに焦点があてられるのかを確認しておきたいと思います。

 

そして、それを踏まえてIWGPヘビー、IC、NEVERそれぞれのベルトがどのような評価を受けているか、

それについても併せて考察してみたいと思います。

 

 

【プラス評価】

・試合内容が素晴らしい。

・対戦相手やベルトに対してリスペクトがある。

・色々な相手と闘い、マッチングとしてもバリエーションに富んでいる。

 

【マイナス評価】

・試合内容がイマイチだ。

・対戦相手やベルトに対するリスペクトがない。

・マッチングが強引で試合自体の興味が薄れている。

 

 

上記以外にも様々な評価ポイントはあると思いますが、対比させやすい項目に敢えて絞りました。

 

今さらワタシが言う事でもないですが、やはり一番重要なのは「リスペクト」ですよね。

 

 

特に日本人の気質として、「全力で闘った」「諦めなかった」「正々堂々」「潔かった」という

” 武士道精神 ”を見せた選手には勝敗関係なく観客からは声援が送られます。

 

 

逆にいくら試合に勝ったとしても、例えばセコンドが試合に介入したり、

反則行為ばかり行うような卑怯な手段を用いるようでは賞賛されることはありません。

 

 

では、これらの基本的な部分を踏まえた上で、上記ベルトさん達が現在どのような評価を受けているか、

簡単に見てみたいと思います。

現在、ベルトさんも喋るようになりましたので、Twitterアカウントも載せておきますねw

中身は、最初はヒロム選手がやってるのかと思いましたが、ベルトさん多すぎるのでわかりませんねww

 

 

 

IWGPヘビーさん(@IWGP0409)】

現チャンピオンはオカダ・カズチカ選手。今や誰もが認めるチャンピオンでしょう。

 

試合内容はどれも素晴らしく、どんな相手でも受けきる度量を見せつけるファイトで感動を呼んでいます。

 

ベルトに対するリスペクトは言うまでも無し。

IWGPヘビーこそが至上のベルトであり、自分が新日本を盛り上げるんだと言う姿勢は微塵も崩しません。

 

一つBADポイントを上げるとすれば、対戦相手不足か。

 

一度内藤選手に王座を奪われたとはいえ、取り戻して以降現在5連続防衛中。

シングル戦では向かう所敵なし状態の彼に真っ向から挑めるレスラーは少ないでしょう。

 

先だってのレスリングどんたくではファレ選手が挑戦者に名乗りを上げましたが、

必至にニュージャパンカップを制した柴田選手に負けたファレ選手が簡単に王座挑戦するという

ともすれば矛盾とも言える挑戦者決定の様子は波紋を呼びました。

ちなみにワタシも否定派でしたよ。だって説得力なさ過ぎだもんwww

 

 

 

で、今現在のIWGPヘビー級戦線は「誰がオカダを倒すのか?」という状態になっていますが、

巷の予想では、6.11大阪城ホール大会でケニー選手が初戴冠するのではと目されています。

 

 

 

 

【インターコンチさん(@IWGP_njpw)及び空飛ぶベルトさん(@bertosan1)】

どうやら空飛ぶベルトさんの方が先にアカウントがあったらしいのですが、

ワタシは念のため両方フォローしています、ってそんな事はどうでもいいw

 

こちらも試合内容については一級品。どんな対戦相手でもしっかり受けきって勝つ内藤選手のファイトは、

彼が一流のプロレスラーであるということを物語っているでしょう。

 

ただしベルトへのリスペクトはゼロ。いや、破壊しちゃってるからマイナスですw

 

このベルトに対する扱いはもう賛否両論ですね。

 

さすがにベルトを足蹴にするとか、破壊するってのは一線超えてるだろ!という意見もあれば、

逆に、そろそろ内藤の主張も聞いてやれよ!という擁護意見もあります。

 

 

ここが内藤選手の面白いところです。

 

 

新日本プロレスという会社、会社に対して発言力のある棚橋選手やオカダ選手、そして木谷オーナー。

こういった力(権力)を持った人々に対しては「正論で」噛み付き、

ファンに対しては最大級のリスペクトを示す。

 

ワタシもなんだかんだ新日本プロレスを見始めて20年が経ちましたが(時の経過にショック)、

こういうキャラクターってなかったですよね。

 

内藤選手がオカダ選手からIWGPヘビーを奪取した時の解説に、蝶野正洋さんと金沢克彦さんがおり、

金沢さんが、かつてのnWoと重なると仰っていました。

 

それも少しわかりますが、内藤選手はそれとも違う気がします。

 

ワタシもnWoには夢中になりましたし、中学3年の時に購入したnWoシャツは実に10年着続けました。

最後は部屋着としても使えなくなるくらい生地が破れ、胸の「nWo」のロゴも剥がれてしまって、

「 Wo 4Life」みたいな感じで、一体何Woなんだよ!?って感じでしたw

 

いや、それはだいぶどうでもいい話ですが、内藤選手の評価で一番難しい点は、

「ファンとの対話を一番大切にしている」という点ではないでしょうか。

 

何より内藤選手はプロレスラーである前に新日本プロレスファンであると公言する人です。

新日本公式ファンクラブにも加入されているそうです。(ワタシは入っていませんが・・)

 

だからこそのファン目線なのでしょう。

 

そしてそれを知っているファンも、100%内藤選手を嫌いにはなれない。

 

ここがミソだと思います。

 

だからこそ、ベルトを破壊するような暴挙に出ても「賛否両論の」チャンピオンだと思うのです。

 

 

しかし、ここでもIWGPヘビーと同じく対戦相手不足が否めません。

 

4.29別府大会の挑戦者のジュース選手はタッグマッチで一回内藤選手からフォールしただけ。

 

棚橋選手はニュージャパンカップでEVIL選手に負けたリベンジをしただけ。

 

いずれも内藤選手のコメントで指摘されていますが、これだけで挑戦者になれる

 

というのは話が飛躍し過ぎている感が否めません。

 

 

 

 

 

【NEVERさん(@njpwnever1005)】

 

2016年は柴田選手が骨身を削るファイトで我々ファンを魅了してくれました。

 

第3世代との遅ればせながらの世代闘争もやりました。

 

間違いなく、ワタシが一番夢中になっていたのはNEVER戦線でした。

 

 

しかし、現チャンピオンは「海賊王(笑)」鈴木みのる選手です。

 

ワタシの他の記事をご覧になったことがある方はご存知かもしれませんが、

 

ワタシは鈴木軍が嫌いです!!

 

ただ、誤解無きように申し上げますと、嫌いなのはあくまでレスラーとして、ということです。

鈴木軍の各選手個人まで嫌っているわけではないですし、

ワタシは鈴木選手とTAKA選手のTwitterはフォローしています。

何故なら、面白いオジサンだからですww

 

 

しかし、ここはかつてのNEVERチャンピオンの言葉を引用して一蹴しましょう。

 

 

「ここは、陸だ!以上!!」

 

 

というわけで、今NEVERのベルトに注目している新日本ファンっているんですかねww

 

 

 

 

このように三者三様のベルトさん模様。

 

 

各王者のベルトの扱い方に違いがあるにせよ、

ワタシはそれぞれのベルトに価値が見出されていると思いますよ。

 

違うのは質だと思うのです。

 

IWGPヘビーは王道を、ICは反体制を、NEVERは・・・今は何だろ?w

 

このように(笑)、自分の感情を重ねやすい王座を選んで応援してくださいねという、

 

新日本プロレスの商品ラインナップの充実化であるとワタシは捉えているのです。

(もちろん、これは楽しみ方の一つに過ぎません)

 

 

 

 

内藤選手による粗末なベルト扱いを取り上げ、ベルトの価値を下げているという指摘。

 

それはごもっともだと思うのですが、ワタシはもっと根深い問題があると思っています。

(やっと本題かよ、遅すぎるだろww)

 

 

それは・・・

 

 

 

タイトルマッチが出来る有力選手の不足です。

 

 

 

現在、新日本プロレスには多くのレスラーが所属しています。

 

木谷オーナーの発言にもあったように、今後の新日本プロレスは大会数は増やしても、

 

レスラー個人の負担は増やさないと。

 

それが出来るだけの人員数は確かにいるかもしれません。

 

 

 

しかし、

 

 

 

ハードルが上がりっ放しのタイトルマッチに耐えうる挑戦者が不足していると思うのです。

 

 

その最たる例が先のどんたくシリーズですね。

 

 

IWGPヘビーにはファレ選手が、ICにはジュース選手が、NEVERには鈴木みのる選手がそれぞれ挑戦しました。

 

鈴木みのる選手は過去の実績を踏まえればある程度の納得感はあるかもしれません。

(王者は殿だしねww あ、いや、殿・・失礼!!)

 

 

 

 

しかし、ファレ選手とジュース選手はどうでしょうか。

 

 

ファレ選手はニュージャパンカップで準優勝という成績は残しているものの、

 

別に優勝したわけでもなければ、オカダ選手に絡み出したのも唐突過ぎました。

 

ジュース選手にいたっては単なるタッグマッチで内藤選手からフォールしたというだけ。

 

 

これでは挑戦者擁立のための因縁を無理矢理つけているとしか思えませんよね。

 

 

 

特にジュース選手を急激に推している状況には新日本の焦りすら感じます。

 

 

 

何故なら、本隊のヘビー級選手で棚橋選手に続く選手がいないからです。

 

 

 

大阪城大会でIC王座に挑戦予定の棚橋選手ですが、

 

本隊で棚橋選手に次ぐヘビー級選手って一体誰なんでしょう?

 

 

 

ジュース選手?フィンレー選手?ちょっとキャリアが離れ過ぎてしまってますよね。

 

 

本来なら、棚橋・柴田両選手が本隊のヘビー級選手としてタイトル戦線を盛り上げるはずだったのでしょうが、

 

残念ながら柴田選手が怪我で戦線離脱してしまっています。

 

ジュース選手推しはそれ以前から進められていましたが、おそらくもっとじっくり育成する予定だったでしょう。

 

しかし柴田選手の離脱によりそうも言っていられなくなってしまった。

 

だからこそのIC王座戦抜擢だったのではないでしょうか。

 

 

 

そしてファレ選手についても同じように思います。

 

バレットクラブのリーダーであるケニー選手は誰もが認めるスター選手ですが、

 

それに続く選手がいませんでした。

 

 

 

プロレスがユニット間の抗争を基軸として展開するものである以上、

 

各ユニットに複数の有力選手がいないと、団体として複数のタイトルマッチを回せませんよね。

 

 

それ故、ファレ選手がオカダ選手に挑戦するためには、結果に基づく挑戦表明という王道ではなく、

 

タイトル戦後の乱入という飛び道具を使わざるを得なかったのだと思います。

 

 

 

その後の展開は言わずもがな。

 

1ヶ月という余りに短い期間で強キャラを演じたファレ選手が勝つなど誰も想像しませんでした。

 

ジュース選手と対戦する内藤選手に至っては戦前から「消化試合」と明言していました。

 

 

 

 

 

このように、ベルトの価値というのは現チャンピオンによって十分高められていると思う一方、

 

下げる要因はむしろ挑戦者サイドの問題なのではないかとワタシは思っています。

 

ワタシが思う各ユニットでタイトル戦に耐えうる選手を列挙してみます。(かなり私見ですが)

 

 

【本隊】

棚橋選手、柴田選手(欠場中)

なお、ジュース選手はまだ早いとワタシは思っています。もっと熟成させて美味しくするべき!

 

【CHAOS】

オカダ選手、石井選手、殿(後藤選手)

 

【LIJ】

内藤選手、EVIL選手

SANADA選手も昨年のG1で棚橋選手を破っており、実力的には全く遜色ないと思います。

 

【バレットクラブ】

ケニー選手

ファレ選手はもう一歩というところでしょうか。

同じように巨体を武器に闘うROHのハンソン選手の方がインパクトがあります。

 

 

【鈴木軍】

鈴木みのる選手

KES?ウマいの?ソレ??

 

 

 

このように、一見豊富に見える選手層も、シングル戦という切り口で見ると

こうも選手層が薄く見えてしまうのです。

 

この状態で複数のタイトルマッチを十分なスペクタクルと共に提供するのは至難でしょう。

 

 

したがって、

 

 

新日本プロレスはヘビー級選手の育成が急務である!!

 

 

とこうなるわけです。

(長かった・・・)

 

 

 

ここまで読んで下さった奇特な(失礼)方には是非こういった見方をしていただきたいです。

 

 

 

今年ヤングライオンとしてデビューした岡・北村両選手。

 

彼らは「アマレス全日本チャンピオン」といういわゆるアマレスエリートです。

 

しかし、彼らは単なる大物新人ではない・・・

 

 

 

いかに彼らがヤングライオンの域を飛び越え、そしてトップ戦線に絡めるか。

 

それこそが今後の新日本プロレスの10年間を左右するといっても過言ではないと思うのです!

 

 

 

 

どうでしょう、ここまで9割ありきたりなことを書いてきましたが、

 

最後に少しは楽しめそうなネタを提供出来たでしょうか。

 

 

 

 

 

プロレスの楽しみ方は人それぞれ。

 

100人いれば100通りの楽しみ方がある。

 

そんな中で、少しでも楽しみの足しになればと思う次第。

 

 

 

というわけで、明日からの4日間は全て内藤選手がメインに登場します(唐突w)

 

大阪城大会に向けて最後の話題提供はあるのかどうか。

 

皆さん、注目しましょう!!

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

アスタルエゴ!

 

 

アディオス!!

 

 

アディオス